【体外受精の体験談ブログ】妊娠の確率や費用などまとめ

不妊治療

まさかこんなにも妊娠が難しいものとは思っていませんでした。

25歳で結婚。26歳で挙式。すぐにでも子どもを授かりたかったため
結婚式を挙げる前から妊活をスタートしました。

しかし避妊を解除しても妊娠の気配はゼロ。
2017年から妊活を始めました。

2020年に体外受精にステップアップしたので
どのようなことをするのか、その費用について
この記事にまとめたいと思います。
これから体外受精をする方、すでに体外受精をしている方
一つの体験談として参考にしていただければ嬉しいです。

タイミング法半年で妊娠に至らず、体外受精にステップアップ

不妊検査では特に何の問題も見つからないのに
タイミング法を半年しても妊娠に至らず

順番に行くと次は人工授精ですが
担当医師へ相談すると
「必ず人工授精を通る必要はないですよ」と言われ
人工授精はせずに体外受精へステップアップすることになりました。

体外受精の妊娠確率はどれくらい?

健康な30歳の女性が性交渉を持った場合、
妊娠する確率は一月で約20%。

20代ではこの確率が約20〜25%、30代前半では約15〜20%、
30代後半では約10%、40代になると5%以下

natsumi
natsumi

20代では20〜25%あるはずなのに・・・

それでは不妊治療で体外受精をしている方の
妊娠確率はどれくらいなのでしょうか?

体外受精では、経腟超音波下に採取した卵子が入っている培養液の中に、運動性の良好な精子を注入して、精子自身の自然の力で受精させて、受精卵を作ります。

一方、顕微授精は、ガラス製の針を使用して1匹の精子を卵子に注入して受精させて、受精卵を作ります。

できた受精卵を子宮に戻すことを胚移植と言います。

このグラフは、当院(木場公園クリニック)の体外受精・顕微授精における採卵周期に新鮮胚移植を実施した方の成績です。

1回の胚移植当たりの臨床妊娠率(胎児の心拍が確認できた率)は、妻の年齢が30歳未満では50.8%、30歳以上35歳未満では45.0%、35歳以上40歳未満では32.0%、40歳以上では11.1%でした。(注意:採卵あたりのデータでは複数個受精卵ができた場合は累積妊娠率が高くなります)1回の胚移植当たりの分娩率は、妻の年齢が30歳未満では45.5%、30歳以上35歳未満では38.1%、35歳以上40歳未満では24.7%、40歳以上では6.3%でした。

木場公園クリニック

胚盤胞移植とは、体外受精または顕微授精を行なって受精させた後、分割期胚から胚盤胞まで培養を進めて、胚盤胞になった胚を子宮に戻す方法です。

確実に胚盤胞まで成長した胚を選択して胚移植できる点で、分割期胚移植と比較すると妊娠率が高くなります。

胚盤胞移植には採卵周期に胚移植を行う新鮮胚盤胞移植と一度胚を凍結・融解して胚移植を行う凍結融解胚盤胞移植があります。

このグラフは、当院(木場公園クリニック)の凍結融解胚盤胞移植を実施した方の成績です。

1回の胚移植当たりの臨床妊娠率(胎児の心拍が確認できた率)は、妻の年齢が30歳未満では46.9%、30歳以上35歳未満では43.8%、35歳以上40歳未満では35.3%、40歳以上では20.9%でした。

1回の胚移植当たりの分娩率は、妻の年齢が30歳未満では41.3%、30歳以上35歳未満では36.6%、35歳以上40歳未満では28.8%、40歳以上では15.7%でした。

木場公園クリニック
nasumi
nasumi

体外受精の妊娠率は

思っていたより高いかも!!

アンタゴニスト法での排卵誘発

体外受精を行う際の排卵誘発には色々な種類がありますが
私が行ったアンタゴニスト法を紹介していきます。

アンタゴニスト法は、月経3日目からFSH製剤やHMG製剤を注射し、
卵胞がある程度発育してきたら
GnGHアンタゴニストを注射する事で、
採卵のタイミングを調節する方法です。

メリット
・多くの卵が得られる可能性がある、それにより凍結胚が得られる可能性が高い
・多くの凍結胚が得られれば、複数回の移植が可能である
・トリガー(卵子成熟)をブセレキュアで行えるのでOHSSのリスクをかなり抑えられる、また採卵後にアンタゴニストを使えばE2を抑制でき採卵後のOHSSを予防できる
・採卵をする前に排卵してしまうことによる採卵キャンセルの可能性は低い

デメリット
・アンタゴニストの注射を使うのでショート法、PPOS法に比べて費用がかかる

自己注射

体外受精にステップアップする際に一番恐れていた自己注射
痛みに弱く採血やワクチン接種でも顔を背けてしまう私が
自分で自分に注射できるのかとっても不安でした。

病院で看護師に説明を受けながら注射の練習を
したのですが・・・
全然痛くなくてびっくり!
本当にたまたま痛覚を避けれたと思うのですが
少しだけ気持ちが楽になりました。

注射は午前中に打たなければならず、
仕事に行く前に打つことに。
練習通りに薬剤を生理食塩水で溶かし
注射器で吸い上げ、清潔に気をつけて・・・
痛覚を避けれず少し痛みを感じることもありましたが
それでも我慢できるほどの痛みでした。
この時ほど、自分のお腹のぷるぷる脂肪に
感謝したことはありません。

採卵

無事に追加の注射も終えましたが・・・
卵が育ちすぎてお腹がパンパンに張り
胃の気持ち悪さからの吐き気に襲われ
採卵前の一週間は立つことも厳しくなり
仕事も休まざるを得ませんでした。

採卵は全身麻酔で行うことになりました。
朝病院に行き、正午前に手術室へ!
全身麻酔のため、目が覚めると
採卵は終わっていました。

ようやくお腹の張りと胃の気持ち悪さから
解放されると思いきや
採卵後の強い腹痛のため入院することに。
重い生理痛のような
卵巣をぎゅーっと引っ張られるような痛みで
歩くこともできず、尿カテを入れてもらい
ベッド上安静、翌日無事に退院しました。

いろいろハプニングもありましたが
18個の採卵に成功しました!

自然周期での移植

採卵できた18個のうち
5個が胚盤胞まで成長し凍結。

採卵後、生理を2回見送ってから
移植周期に入りました。

移植日は排卵が確認されてから5日目に決定!
D20に移植することになり
一番グレードの良い4AAの胚盤胞を
お迎えしました。

体外受精にかかった費用

一般的に体外受精にはどれくらいかかるのでしょうか?

体外受精 30〜50万円
顕微受精 40〜60万円

自由診療なので病院によって費用は異なりますし
採卵後の凍結胚の個数や投与する薬の量によって
かかる費用に幅があります。

natsumiの場合

・アンタゴニスト法
・採卵数18個、凍結数5個
・自然周期での移植

計933720円

(内訳)
排卵誘発〜採卵前日まで  68450円
採卵日(前金)     250000円
入院費          25090円
採卵後検査         7130円
フローラ検査       35060円
採卵凍結費用(不足金) 298820円
移植周期        249170円
natsumi
natsumi

こんなにお金がかかるとは

思ってもなかった・・・

助成金30万じゃ全然足りない・・・

入院したり、フローラ検査をしたりで、他の方より
少し多めになってしまいました。

最初に30〜50万円くらいという情報を聞いており、
手出しは多くても20〜30万円ほどだと思っていたので
ショックが隠しきれません。

きっともっと安くでできる病院もあると思いますが
参考になると嬉しいです。

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